今年は暖冬といわれていますね。
確かに秋口かと思うほど暖かい日もありますが、
夕方ごろから急に冷えてきたり、冬らしい寒さの日もあります。
寒暖の差が激しいと体を壊しやすいのは人も動物も同じ。
インフルエンザなどウィルス性の病気が流行る季節でもあるので、
自分も家族もペットたちも体調管理には気を付けたいものです。
【ペット火葬が終わった後のご遺骨はどうする?】
ペットセレモニー・ペット火葬を執り行った後にご遺骨はどうするのか?
また、「お家に連れて帰った後どうすればいいのか分からない」
というご質問は、やはり多くいただきます。
zutto petでは、個別のペット火葬を行う場合、
「すべてご遺骨を収骨して連れて帰る」か、
「動物専用の合同墓地に永代供養する」かをお選びいただいています。
【ご遺骨を自宅に連れて帰る】
すべてご遺骨を収骨して、お家に連れて帰るケースで
皆さんお困りになるのは、
「ご遺骨を安置する場所に決まりはあるのか?」
ということです。
結論から言えば、「どこでもよい」という事にはなります。
いつもお家で過ごしていたお気に入りの場所、
一番仲が良かった家族のお部屋、
みんな一緒にいられるリビング、
特に「こうしなければ」という決まりごとは無いので、
ご家族で決めてもらって構わないのですが、
やはり、大切な家族の居場所として
注意した方がよいポイントがいくつかあります。
①湿度が高いところは避ける
キッチンなどの水回りや加湿することが多い寝室などは
ご遺骨の安置場所としては避けていただいた方がよいです。
何故なら、『ご遺骨はカビる可能性がある』からです。
火葬を終えたご遺骨といえども、もちろん元々は生き物の体の一部です。
湿度が高いと遺骨に残っている有機物にカビが繁殖する可能性があります。
防ぐためには、ご家族が心情が許すのであれば
お骨つぼに乾燥剤を入れておく、という方法もあります。
②お仏壇の中・隣りにご安置の場合はお寺様に確認を
供養のためにご先祖と同じお仏壇に納めたいというご希望の場合は
事前にお寺様に確認しておく方がよいです。
お寺様によっては「ダメ」という方がいらっしゃるからです。
人の生きる世界(人道)と動物の生きる世界(畜生道)は違い、
仏教の経典はあくまで人の世界のものであるので
お仏壇やお墓も人の世界に生きるものしか入ることはできない。
という風に考えておられるお寺様もおられるので
(若干ニュアンスの違いはあるかもしれません)
お家にお仏壇がある家庭で、お寺様に無断でペットのご遺骨を納めると
お叱りを受ける可能性があります。
すべてのお寺様がダメという訳ではなく許可して頂ける方もいらっしゃいますし、
ペットセレモニーの際、お経をあげて頂ける方もいらっしゃいます。
おそらく、お寺様それぞれが今までの修行の過程で勉強されて
たどり着いた結論が違う、という事なのではないかと思いますが、
お仏壇はご先祖様以外に仏様(ご本尊)もいらっしゃる場所なので、
お世話になっているお寺様のお考えに従う方がよいかと思います。
以上2点をご承知いただいた上で、
これからの居場所=ご安置の場所を
決めてあげて頂ければと思います。
【ご遺骨を自宅に連れて帰る】
こちらも特に決まりはありません。
永代供養をご希望される方は、人の場合と同じ感覚で
「四十九日」前後にはご納骨される方が多いですが、
ペットセレモニーの場合はあくまで一つの目安です。
ありきたりな答えなのかもしれませんが、
「自分たちの気持ちに区切りがついた時」が
一番適切な時期だと言えるのではないでしょうか。
【自宅の敷地に埋葬してもよい?】
「お家の庭に埋葬したい」という方もいらっしゃいます。
zutto petのある浜松市の場合は、動物の火葬・埋葬について
何か規制する条例はありませんので、
お家の敷地内であれば、「庭に埋める」という行為自体は
問題ありません。
ただし、大雨など何かのきっかけでご遺骨が地表に出てきてしまう
ということが起こらないとも限りませんので、
少し深く掘ってから埋葬する、遺骨の形が分からない状態に
少し砕いてからなど、ある程度の配慮は必要かと思います。
また、お骨つぼのままではいわゆる「土に還る」ことがないので、
お骨のみ、もしくは綿など天然繊維の袋に移してから埋葬
という形がよいでしょう。
自治体によっては条例で禁止、もしくは規制されている所も
あるかもしれないので他の地域にお住いの方は注意してください。
ペットセレモニー・ペット火葬全般に言えることですが、
ご遺骨の安置や埋葬に関しても自由に決められる反面、
「自分たちで決めなくてはならない」という事でもあります。
大切な家族の居場所ですので、みんなで話し合い
「ちゃんと供養してあげられている」という実感が持てるように
決めてあげて欲しいと思います。
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